brands2021年4月29日木曜日

歴代コラボアイテム集結!Supremeの人気の理由を徹底分析

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元記事(英語) BY JOSEPH FURNESS

1994年にニューヨークで創業したSupreme(シュプリーム)は、前進的なマーケティング戦略で現代のファッション界を形成してきた。今でこそ多くの有名ブランドがこぞって取り入れているが、数量限定の商品を発売直前に告知する ”ドロップ” 発売や大掛かりなゲリラ的プロモーションなどはSupremeが生み出した手法だ。

 

Supremeは2021年に27周年を迎える。そこで本記事では、ハイプビースト文化の先駆者であるブランド創業者のJames Jebbia(ジェームス・ジェビア)と、Supremeの多次元的なアーカイブをご紹介。FARFETCHでもSupremeの商品が多数入荷しているのでお見逃しなく。

 

Supremeのブランドヒストリー

 

Supremeの創業者であるJames Jebbiaはイギリス人の母とアメリカ人の父の間に生まれ、イギリスで育った。もともとニューヨークに拠点を置いていたわけではなく、Jamesがわずか1歳のときに、アメリカからウェスト・サセックス州クローリーに引っ越した。 

 

イギリスで育ったJamesは俳優としてのキャリアを追求し、イギリスのTVチャンネルで「Grange Hill」や「Just William」などの番組に出演。しかし、19歳になるとすぐに自分のルーツに戻り、ニューヨークに戻ってきた。

 

向上心の強いJamesはスタテン島のアパートに落ち着くと、ソーホーのスケートショップ「パラシュート」で働き始めた。この仕事がきっかけで、彼は屋台で商品を売るようになり、最終的には自分の店「Union NYC」を開くことになる。「Union NYC」では、イギリス人デザイナーを中心とした様々なブランドを販売し、ストリートウェアデザイナーのShawn Stussy(ショーン・ステューシー)をはじめとした、志を同じくする人々とのネットワークを築いていった。

 

1991年、Jamesは「Union NYC」のためにStüssy(ステューシー)の株を得るためのミーティングを開いた。しかし、一転してShawnはJamesを説得し、ニューヨークのStüssy Chapterストアの立ち上げと運営を手伝わせることに。Jamesは1994年にShawnがStüssyブランドの株式をパートナーであるFrank Sinatra Jr.に売却するまでStüssyに在籍していた。 

 

Jamesは31歳でSupremeを設立。当時、スケートウェアの中心地であったマンハッタンのソーホー地区のラファイエット・ストリートに店を構えた。同店はすぐにカルト的なファンを獲得し、一目でわかるブランドロゴでスターダムを駆け上がった。

 

Supremeのボックスロゴ(”bogo”とも呼ばれている)は、鮮やかな赤い長方形の中に重厚な斜体のFuturaフォントが入っているのが特徴だ。これは多くの人が知っているだろう。しかし、このロゴがコンセプチュアル・アーティストであるBarbara Kruger(バーバラ・クルーガー)の作品を特許的に模倣したものであることは、あまり知られていない。Supremeが他のクリエイターからインスピレーションを得たのはこれが初めてかもしれないが、これが最後ではないことは確かだ。

 

90年代半ばに設立されたSupremeは、The North Face(ザ・ノースフェイス)Nike(ナイキ)Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)Stone Island(ストーン・アイランド)といったブランドや、村上隆、Damien Hirstなどのアーティストとのコラボレーションで成功を収めてきた。現在もJamesが率いる同ブランドは、世界各地に12の店舗を持ち、どの店舗も新しいコレクションを発表するとすぐに完売してしまう。

 

この記事では、Supremeのアーカイブの中でも特に人気の高いアイテムをご紹介。  

 

 

 

Supremeの歴代アーカイブコレクションを振り返る

 

Supreme x Nike Dunk High Pro スニーカー

 

Nikeの《Dunk》が再びその本領を発揮した。その結果、2003年に発売されたSupreme x Nikeの《Dunk High Pro》のコラボレーションモデルへの関心が飛躍的に高まった。クロコパターンのレザーとスターパターンが特徴だ。私たちのお気に入りのカラーウェイは、シラキュースにインスパイアされたオレンジだ。 

 

Supreme x The North Face ロゴ マウンテンジャケット

 

SupremeとThe North Faceが手を組むと、いつも必ずヒットする。例えば、2020年版のSロゴマウンテンジャケットを見て欲しい。派手だけど万能で、若々しくあらゆる年齢層に対応している。こんな神アイテムを気に入らない人がいるだろうか。

 

Supreme Nasty Nas Tシャツ

 

Supremeは創業以来、ポートレートTシャツを制作している。Robert De Niro(ロバート・デ・ニーロ)が「タクシードライバー」で演じたキャラクター、Travis Bickle(トラビス・ビックル)が描かれた最初の作品は、OG Supremeストアのオープン日に発売された。2017年、Supremeは伝説のラッパーであるNasとチームを組み、Nasty Nasのポートレートデザインを制作。いつものように、彼は同ブランドのクラシックなレッドボックスロゴのTシャツを着ている。

Supreme x New Era Box ロゴ ビーニー

 

ストリートウェアの愛好家ならご存知のように、Supremeのボックスロゴは常にトレンドである。したがって、このロゴがあしらわれたアイテムは賢明な投資といえるでだろう。Supremeは2018年秋冬コレクションで、ヘッドウェアブランドのNew Era(ニューエラ)とコラボレーションして ”bogo” ビーニーのコレクションを発表。今でも高い人気を誇っている。

 

Supreme x Stone Island フーディー

 

2019年、ガーメントダイの独特な風合いを特徴とするStone Islandは、都会的で斬新な美学をSupremeにもたらした。汎用性の高いグレーのパーカーはSupremeの通常のデザインとは少し異なり、繊細なデザイン。ブランドの堅実な顧客だけではなく、ファッションに精通した人々にもアピールすることができた。

 

 

Supreme x Champion ジョガーパンツ

 

2019年、Supremeはワードローブの定番であるChampion(チャンピオン)のジョガーパンツを強化した。飾り気のない黒のトラックパンツには、Supremeの文字とXLバージョンのChampionロゴが施されており、どちらもY2Kにインスパイアされたメタリックな光沢でリミックスされている。

 

Supreme x Comme des Garçons Split Logo Tシャツ

 

2018年、Comme des Garçons(コム デ ギャルソン)はSupremeの真骨頂であるボックスロゴTシャツにアバンギャルドなひねりを加えた。Supremeのロゴを半分に分割し、Tシャツに分散させた。ブラックとホワイトの2色展開されるシンプルでスタイリッシュなTシャツは、どんなルックもレベルアップしてくれる。

 

Supreme x Louis Vuitton ロゴ フーディー

 

2017年、Supreme x Louis Vuittonのコラボレーションが発表されたことで、ついにストリートウェアとハイファッションの境界線が曖昧になった。2011年から2018年までLouis Vuittonのメンズウェア・ディレクターを務めたKim Jones(キム・ジョーンズ)がデザインした同コレクションは、鮮やかな赤とインパクト大なロゴ使いで圧倒的な存在感を放った。当然のことながら、ロゴ入りパーカーを含む全てのSupreme x Louis Vuittonコレクションは数秒で完売した。

 

Supreme Chucky ドール

 

Supremeがこれまでにリリースしてきたホームアクセサリーの中で、最も風変わりなものといえば、「Child's Play」の主人公であるチャッキーとコラボレーションしたSupreme Chucky dollだ。Supremeのダンガリーシャツを着たプラスチック製の人形がクラシックなおもちゃボックスに納められている。ハイプビースト・ホラーの究極のコレクターズアイテムだ。

 

Supreme x Rimowa Topas Multiwheel スーツケース

 

Supreme x Rimowaのスーツケースは、旅行用品の王道ともいえるアイテム。Rimowaの特徴であるリブ構造のアルミニウムを使用し、Supremeのトレードマークである赤で彩ったスーツケースは、旅行者の目を引くこと間違いなしだ。

 

 

Supreme Box Logo メモブック

 

ボックスロゴ入りのTシャツを買い逃した方へ。この ”bogo”のメモブックはいかがだろうか。ワークスペースを美しく彩るだけでなく、メモが必要な時にはすぐに助けてくれる心強い存在だ。

 

Supreme x Advanced Elements Packlite カヤック

 

Supreme x Advanced Elementsのコラボレーションがどのようにして実現したのかは不明だが、ファンは大喜びだろう。Supremeの赤いパックライト製のカヤックには、ブランドロゴ入りのパドル、修理キット、メッシュのキャリーバッグ、ポンプが付属しており、ハイプビーストたちは水辺でもスタイリッシュにキメることができる。そう、真のファンは本当に献身的なのだ

 

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