trends & subcultures2021年10月26日火曜日

Global City Style Series:ニューヨーク編

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WORDS BY JADE BROCK

 

 

ニューヨークには他のどこの街にもないエネルギーが流れる。明るく輝く光、話題のレストランオープニング、世界有数の名店の数々。ベストストリートスタイルからアイコニックなニューヨーク・ファッションウィークのランウェイまで、この街に足を踏み入れた瞬間からファッションのインスピレーションには事欠かない。かつてフランク・シナトラが歌ったように「ここで成功すれば、どこでだってやっていける」という湧き上がるような野望ももちろん、ここではみなぎっている。

 

 

 

この街が眠らない以外に魅力なのは、ここに住むスタイリッシュな人々だ。この街独特な自信と自然な洗練が備わった、シームレスな着こなし。ニューヨーカーが毎日の着こなしで使う、魔法のような方法は何?とよそ者に不思議に思わせるものがある。今回はニューヨークスタイルの実情や、めくるめく速さで動く街についていく方法、ニューヨークのエフォートレスなワードローブにおける定番アイテムについてErica Choi(エリカ・チェ)に聞いてみた。

 

Erica Choi (@eggcanvas)
ニューヨーク在住、エステティシャン兼SUPEREGG創設者

着用アイテム:Proenza Schouler White Label アニマルフリーレザーシャツ

 

今回着ているファーフェッチのアイテムを選んだ理由を教えてください。このブランドのどんなところが好きですか?

 

「アイコニックなニューヨーク発ブランドProenza Schouler(プロエンザ・スクーラー)は、何年も前から大好きなブランドです。ブランドのミニマルなピースは、タイムレスかつモダン。私は年中ホワイトを好んで着ているのですが、このフェイクレザーのピースはベルトを締めればトップスに、前を開ければジャケットとしても着られて、この時季にぴったり。 Proenza Schouler White Label(プロエンザ・スクーラー・ホワイトレーベル)は、日常に使えるピースがメインコレクションと同じくらい丁寧に仕上げられているので大好きです」

 

 

ニューヨークのスタイルを一言で言うと何でしょう?ご自身のスタイルに、街からどんな影響を与えられていますか?

 

「自己表現、エフォートレスなスタイリング、着心地の良さの絶妙なバランスが典型的なニューヨークスタイル。気温や天気に、しょっちゅう左右されますが、自分のムードに合わせて自分のために服を着ることが第一です。大抵私は街中を走りまわっているので、スニーカーやブロックヒールのサンダル、スライド、またフラットやローヒールのブーツをよく履きます。あとミニバッグトートバッグを合わせた機能性のあるスタイルも大好きです。服で言うと、一日のうちで温度調節ができるようなレイヤードしたスタイル。例えば、地下鉄の中は、ものすごく暑いのに、オフィスビルやレストランの中はとても寒いということがよくあるので」

 

ニューヨークに住んでいて、一番好きなことは何でしょうか?多くのアイコニックなランドマークの中で、今回この場所を選んだ理由を教えてください。

 

「ニューヨークにあるすべての暮らし、エネルギー、ものが大好きです。したいことが何であれ、そのことについて会うべき人がいたり、探求したりや学んだり、経験するための場所が常にあります」

 

 

「リトルアイランドは、パンデミックの渦中に完成したユニークな新しいプロジェクト。外の空気を吸ったり、コンサートを楽しんだり、川の近くで友人たちと過ごせて、ニューヨーカーと観光客の憩いの場となっています」

 

 

ニューヨークでファッションの買い物はどこでしますか?

 

「それぞれの店で多様に異なる品揃えをしているので、様々なところに行きます。大きなデパートでは、一カ所で買い物ができるのでいいですし、小さな専門ブティックやブランドのストアは、より充実した品揃えやエクスクルーシブな商品を置いています。アップタウンにはBottega Veneta(ボッテガ・ヴェネタ)HERMÈS(エルメス)Prada(プラダ)などのたくさんのラグジュアリーブランドのショップが立ち並びます。ファッションだけでなく、ストアのインテリアも見ていて非常にきれいなんです」

 

「大きなデパートは、大体ミッドタウンにあります。そこからノマドエリアに向かうと、コンテンポラリーで前衛的なブランドのショップが並びます。ダウンタウンではウェストサイドもイーストサイドも、その住人の雰囲気に合ったセレクションの素晴らしいショップがあります。ミートパッキング・ディストリクトとトライベッカには、面白いセレクトをしている新しいブティックがあります。Maryam Nassir Zadeh(マリアム・ナッシア・ザデー)The Frankie Shop(ザ・フランキー・ショップ)はとても楽しいですよ。ウェストビレッジとソーホーの辺りは、私は一日中でも歩いていられます。ショップに入って、新しいものを見つけたりして、帰るころには何らかのインスピレーションをもらっています」

 

ニューヨークでおしゃれするのに一番好きな季節とその理由を教えてください。

 

「春と秋が大好きです。薄手のアイテムをレイヤードできるのと季節感のある色使いを取り入れるのも好きなので。年末には、ものすごく寒くなり、私の小さな体格ではかさばるウィンターコートにうもれてしまうので、冬は少し複雑です。雪の中を移動するのも、とても不便ですし。「理想的な気温」の月は、より適切に自己表現できると思います」

 

 

典型的なニューヨークのワードローブのベースとなる定番アイテムは何でしょう?

 

レザージャケット、オーバーサイズのブレザー、コンバットブーツは、必須アイテムだと思います。ニューヨークのワードローブのベースとなるのは、ウールかカシミアのロングコートパファージャケット、履き心地抜群のスニーカーです。これらアイテムは全部、汎用性が高く、スタイルアップもダウンもできますし、自分のテイストや個性に合わせた着こなしができます。ニューヨーカーはマルチタスキングが常識で、一日にできるだけ多くのことをこなそうとします。朝食ミーティングからピラティスのクラス、オフィス、コーヒーデート、そしてディナーとイブニングのドリンクまで着られるのが理想的な服装だと思います。

 

 

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