いよいよ本格的なホリデーシーズン到来。今年は”サイレントクリスマス”と言われているように年末年始まで自宅でゆっくりと過ごす人も多いのでは。スタイリスト仙波レナさんを迎えてお届けするRena’s Talk Vol.6では、今年ならではのホリデーシーズンに”自分へのご褒美服”を提案。ファーフェッチのパーソナルショッピングルーム兼ショールーム「TOKYO SUITE(トウキョウ スイート)」のラインアップから、おしゃれ気分を少しだけ格上げするスタイリングを、レナさんのセルフィーでお届けします。
Interview&Edit : Mio Koumura
Style1 着心地ふんわりニット×大胆スリットの甘辛コーデ
「カーディガンとブラトップ、どちらもKHAITE(カイト)のニットなんですが柔らかくて、肌触りが良いんです。カーディガンは地厚だし、袖もたっぷりしていて、ストレスもないからおうちで過ごすドレスアップにはこういうアイテムは向いているんじゃないかな。ブラトップもカシミア100%で安心感があって、肩から見えるストラップがニットというのも惹かれるポイント」とレナさん。NYブランド「KHAITE」はパーソンズ美術大学出身で、様々なブランドで経験したデザイナーCatherinen Holstein(キャサリン・ホールスタイン)が2016年秋冬に立ち上げたウィメンズブランドで、近年人気が急上昇しています。「私も以前から気になっていたブランドです。ベーシックなんだけど個性あるデザイン性と上質感は、自分へのご褒美にはぴったりじゃないかな」。KHAITEのニットでまとめたほっこりとしたトップスとは裏腹に、ボトムスには大胆なスリットの入ったボックススカートを合わせて甘辛に仕上げています。「膝下丈のボックススカートって難しい印象があるんだけど、思い切りスリットが入ってる方が中途半端に入ってるものよりぐっとバランスが良くて、スタイルもよく見えます。スリットに苦手意識のある人が多いかもしれないけれど、絶妙に下着が見えないように作られているから、所作さえ気をつければお洒落なスタイルに近づけるアイテムの一つなんです。ニーハイブーツでもいいし、カラータイツで遊んでも。一度チャレンジしてみてください」。ちなみに今回、レナさんが着用しているニーハイは、サンローランのレザー100%のハードタイプ。FARFETCHには赤バージョンもありますよ。
Style2 背中で物語る、攻めデザインの楽ちん優秀ワンピ
スパゲッティストラップの背中がポイントのワンピースは「Jacquemus(ジャックムス)」の新作。「バックスタイルは、思い切ったデザインで可愛いですよね。ジャックムスはフィットや丈感など、日本人には難しいデザインが多いけれど、このドレスは実際に着ると素材が体にフィットして柔らかくて気持ちが良いです。畝が連なったぷっくりとした素材は、ソファで座ってもストレスがないし、シワも気にならないのにこんなにドレッシー。カラーもネイビーなのもいいですよね。正面のスクエアのデザインもモードで、1枚でサマになるワンピースって意外と少ないから優れものだと思うんです」と絶賛。「今だとバックがユニークなランジェリーも多いからブラで遊んでもいいし、タンクトップなどインナー次第ではカジュアルダウンもできます」。そんな主役級ワンピに合わせるバッグはワンハンドルのボックスバックが一押しだとか。「ワンハンドルって、バッグを扱う所作が変えるバッグだと思うんです。開けた時に中身が必要以上に見えてしまうこともあるし、ちょっと手を添えたりして自然と綺麗な持ち方をしたくなるんです。そこがワンハンドルの魅力だなと思うので、特別な日は持ちたいですね」。確かに!ワンハンドルをまだ持っていない人は、一つ手に入れてみては?
Style3 女の子の永遠の憧れ 白襟ブラックフォーマルワンピ
レナさんが纏ったセーラーのような大きなラッフルカラーが特徴のロングワンピースは「ALESSANDRA RICH(アレッサンドラ・リッチ)」のもの。デザイナーのAlessandra Richは自身のウェディングドレスをデザインした後、2010年にブランドを創立。独学にもかかわらず、ヴィンテージスタイルのドレスは評判を呼び、ヨーロッパを中心にセレブリティから愛用されています。「ブラック&ホワイトは最強なコンビネーションだと思っているので、私はこの王道スタイル、心惹かれましたね。それに、白襟のブラックフォーマルワンピースは女の子の永遠のスタイルの一つ。白襟にベルベットのリボン、飾りボタンが、清楚でガーリー。ラブリーすぎるかもしれないけれど、王道のメリージェンのワンストラップを合わせて。女性が綺麗に見えるロマンティックなスタイルだと思います」とレナさん。コスチュームっぽく見えてしまいがちで、なかなか挑戦しづらいなという人には、「チープにならない素材のものを選ぶといいですよ」とアドバイス。自分らしい王道白襟ブラックフォーマルワンピを探してみましょう。