FarfetchでPrivate Client スタイリストとして活躍するHIDEAKIの連載がスタート。彼独自の感性でセレクトしたアイテム情報をお届けします。今回のテーマは2019年おすすめブランドのメンズTシャツ。なかでもHIDEAKIの一押しは、トレンドのロックなデザインです。スタイリングのコツも伝授します。
HIDEAKI YAMAZAKI
はじめまして。HIDEAKIです。連載第1回目ということで、自己紹介させていただきます。東京都出身。学生時代を中国とLAで過ごし、LA在住時には個性的なローカルブランドとのコラボレーションプロジェクトも実現しました。2017年よりパーソナルスタイリストとして活動をスタート。マルチカルチュラルな背景を活かし、ハイブランドから新鋭ブランドまで、男女を問わず幅広いジャンルのファッションを取り入れるスタイリングが得意です。現在はFarfetch JapanにてPrivate Clientスタイリストとして活動しています。
今日は、2019年春夏の新作から、僕がおすすめするロックなTシャツをご紹介します。デザイン性が高く《ストリート映え》するロックTシャツですが、ハードな仕上がりになると思われがちかもしれません。でも実は、ストリートスタイルからモードスタイルまで幅広いコーディネートに使えるので、ぜひチャレンジしてみてほしいアイテムです。
友達とオシャレなカフェに行くときも、毎年4月中旬にカリフォルニアで行われる野外フェス、『コーチェラ・フェスティバル』やミュージックライブに参加するときも、たった一枚で印象的なスタイルに仕上げてくれるロックTシャツは僕の相棒!今回は、そんななかでもおすすめのロックTシャツを12着セレクト!自分に合う新しい一枚を見つけてみてください。
#01 Gucci
ニュートラルなカラーでヴィンテージ風に仕上げたこの新作は、定番のスキニージーンズと合わせてストリートスタイルのコーディネートを楽しめるだけでなく、シックなパンツで少し落ち着いたコーディネートに仕上げることもできる、僕のお気に入りの一枚です。
# 02 Saint Laurent
個人的にモードでシックなルックスが好きで、毎シーズン必ず注目しているブランド。スリムなシルエットがどこか男らしさを感じさせて、いろんなジャケットと相性抜群!僕は袖を無造作にロールアップして、定番のライダースジャケットとスエードの茶色ブーツで合わせることが多いです。
#03 Philipp Plein
ロックTシャツと言えばPhilipp Plein(フィリップ・プレイン)は外せないブランドのひとつ。上質な素材にこだわった高いクオリティと斬新なスタイルが特徴で、ロックにインスパイアされたコレクションからは強いスピリットを感じます。ゆったりとしたシルエットとリブ編みのラウンドネックで、ユニセックスでも着こなせるTシャツ。インナーにしてもかっこいいアクセントとして楽しめると思います。
#04 Balmain
Balmain(バルマン)の新作Tシャツは、無駄をそぎ落としたシンプルさがクールなデザインで、セレブリティの間で流行中。ハードなスタイルが苦手という人は、一枚でかっこよく決まるこのTシャツから始めのるはいかがでしょう?スリムフィットなので、ダメージデニムパンツとの相性も抜群です!
#05 Alexander McQueen
Alexander McQueen(アレキサンダー・マックイーン)の新作からはアイコニックなスカルのデザインをピックアップ。モノトーンカラーでまとまっているため、僕ならオーバーサイズのブラックボトムスと合わせてモードなコーディネートを楽しみます。
#06 Faith Connecxion
Faith Connexion のスローガンプリント Tシャツ
芸術的なデザイン、クラフツマンシップ、革新性を融合した、遊び心を感じさせる挑発的なデザインが魅力のFaith Connexion (フェイス・コネクション)。シュールなメッセージをプリントしたこちらの新作は、ヴィンテージ風に加工されていて、一枚でもかっこよく決まる一着。遊び心のあるデザインなので、シンプルなアウターで締めればバランスよくまとまります。
#07 Ksubi
オシャレなストリートテイストで人気再熱中の、オーストラリア発ファッションレーベルKsubi(スビ)。ヴィンテージ感漂うダメージ加工を施したユニセックスジーンズやTシャツが、代表的なアイテムです。このTシャツはスラリとしたシルエットと、アティチュードを感じさせるメッセージとのコントラストが好きで最近ゲットしました。派手すぎずない落ち着いたムードのスタイルにもフィットするのでおすすめです。
#08 Off-White
今ストリートファッション界で革命を起こしているVirgil Abloh(ヴァージル・アブロー)による、ラグジュアリーストリートウェアレーベルOff-White(オフ・ホワイト)。LAに住んでいた頃からOff-Whiteが好きで、オーバーサイズのジャケットやダメージデニムを取り入れるスタイリングをよくしていました。ジェンダーレスで都会的な新コレクションからは、このゆったりとしたシルエットと、パンチの効いたバックプリントがスパイスになった一枚をセレクト!
#09 Local Authority
Local Authority(ローカル・オーソリティ)は、2014年のLAデビュー以来、著名アーティストを始めとする多くのファッショニスタに愛用されている話題のブランド。ストレートフィットのこの新作Tシャツは、ワントーンでまとめるとスッキリ見え、スタッズベルトやラバーソールなどのアイテムを組み合わせれば、とてもオシャレに仕上がります。また、スポーツミックススタイルでも、このTシャツならバランスよく着こなせます。
# 10 Dsquared2
イタリアンブランドのDsquared2(ディースクエアード)は、ビヨンセのステージ衣装を担当するなど、世界的アーティストの愛用者も多い人気ブランド。ダメージ加工されたこのロックTシャツは、定番のスキニーデニムにはもちろんマッチ。シルエットにこだわって、ワイドなハイウエストパンツにタックインすれば、ロックTシャツのハードな印象が少し抑えられるので、あまり着慣れていないという方にも簡単に着こなるはず。
# 11 Just Cavalli
このパンチの効いたTシャツは個性的なスタイルを作りやすいアイテムです。少し大胆なデザインがシンプルなコーディネートに合うこと間違いなし。僕ならアイスブルーデニムにタックインして、足元は白ソックスにスリッポンでリラックスしたコーディネートに仕上げます。ワンポイントとして個性的なTシャツを取り入れると、オシャレ度は格段にアップします。
# 12 John Varvatos
デザイナー、John Varvatos(ジョン・バルベイトス)がアメリカで立ち上げたメンズファッションブランド。ロックなどの音楽からインスピレーションを受けたモダンなテーラードスタイルとカジュアルウェアが人気の、アメリカを代表する実力派ブランドとして数々のセレブリティに愛されています。この刺繍入りデザインTシャツは、黒のスキニーパンツにタックインしてサンローランのベルトで締めれば間違いなし。ディテールを強調したいときはオールブラックのスタイリングが一押しです。
2019年のロックTシャツ、おすすめのコーディネートは?
Tシャツを使ったスタイリングのポイントとして、僕がもっとも重視しているのはボトムスです。様々なシルエットをコーディネートに取り入れるだけで、誰でもオシャレな雰囲気に仕上げることができます。今回はそんなスタイリングのコツを3つ紹介します。
コツ # 01
Tシャツの袖をロールアップして、ストレートボトムスにタックインをすれば、きこなれた雰囲気がアップ。
コツ#02
定番のレザージャケットやデザイン性のあるダメージパンツを取り入れると、よりクールな印象になります。
コツ#03
スポーツミックススタイルにも、ロックTシャツがお似合い。例えばシンプルなスウェットパンツにパンチの効いたTシャツを合わせると、エフォートレスでバランスがとれた仕上がりになります。
コーディネートに使ったアイテム
HIDEAKI YAMAZAKI
山崎英明
@ITS_HIDEAKI
東京都出身。学生時代を中国とLAで過ごし、LA在住時には数々のローカルブランドとのコラボレーションを実現させ、2017年よりパーソナルスタイリストとして活動を開始。マルチカルチュラルな背景を活かし、ハイブランドから新鋭ブランドまで、男女を問わず幅広いジャンルのファッションを取り入れるスタイリングが得意。現在はFarfetch JapanにてPrivate Clientスタイリストとして活動中。