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woman2020年11月17日火曜日

Rena’s Talk Vol.5 『デジタルファッションウィーク元年、オートクチュールを観る』

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 2020年、コロナウイルスの影響もあり世界各国で行われていたファッションウィークがデジタルへとシフト。今後、一つの発表手段として浸透していく予感も感じさせます。そんなデジタルファッションウィーク元年、スタイリスト仙波レナさんはその発表をどのように見たのでしょうか?「Rena’s Talk」第5回目ではオンラインでの手法が際立つオートクチュールコレクションについて。次の会期ではJean Paul Gaultierと「sacai(サカイ)」とのコラボレーションが予定され注目が高まるオートクチュールの世界。誰もがすぐに手に取れるコレクションではないからこその珠玉のコレクションをメゾンはデジタルでどう表現したのか?レナさんと振り返ってみます。
 

ー順次ファッションウィークがオンライン上で開催されていますが、レナさんはご覧になりましたか?

 

仙波:はい、もちろん見ていますよ。各ブランド、いろいろな手法でトライされていましたよね。「Bottega Veneta(ボッテガ ヴェネタ)」はプロジェクターを届けてくれて。プロジェクターを再生すると、様々な年齢の男性のダンサーの方々がそれぞれに似合う服を着て、喋りながらストーリーを進めていくという内容で、自宅でプロジェクターを通して映像を見るという体験に価値があると思いました。

 

ー特別感と言えば、オートクチュール。ドレス撮影も数多く手掛けているレナさんにはどのように映りましたか?

 

仙波:服はもちろんですが、見せ方もプレタポルテとは違うアプローチでしたね。マリア・グラツィア・キウリが手がける「Dior(ディオール)」は神話のようなドリーミーな世界観。マッテオ・ガローネ監督による映画作品として発表という特別感がありました。妖精がミニチュアマネキンを持って出てきましたが、戦後実際に顧客にそういった小さなドレスを作って顧客に選んでもらった過去があるそうで、そこから着想を得たと言うお話を聞きました。そういった歴史的なアプローチに新旧を融合し、受け継がれるDiorのオートクチュールの世界の素晴らしさがしっかりと伝わりましたね。オートクチュールだからこそのアイデアと、美しい世界を落とし込んだ映像とがマッチしていてクラシカルで洗練された仕上がりだと感じました。ファッションに興味のない方でもきっと、”美しい”と感じるはずです。

ー「CHANEL(シャネル)」もオートクチュールの作品を映画監督ロイック・プリジェント(Loïc Prigent)を起用して制作していたようですね。

 

仙波:とてもモダンでしたね。オートクチュールだけど、見せ方はぐっとシンプル。バックヤードを事前に見せながらも、本編の発表ではリアルに見えるような仕掛けが逆に新鮮でしたね。CHANELはKarl Lagerfeld(カール・ラガーフェルド)からVirginie Viard(ヴィルジニー・ヴィアール)に交代して、アクセサリーの付け方一つとっても、カール時代に比べると打ち出しがとてもシンプルになったと感じています。彼女はきっとカールが生前の頃から一緒にものづくりをしてきたので、コレクション自体に大きな変化はありませんが、Netflixのドキュメンタリー(7 Days Out)で拝見したように、カールは最後に魔法をかけるように手を加えていたんだなと私は思っていて。きっとその最後の味付けが、カール節だったんだなと。何となくインパクトがあるんですよね。そういう長年カールが加えてきた独特の違和感が私は大好きでしたが、今は女性デザイナーならではのリアリティがある。私はどちらも魅力的だと思います。

 

ーオートクチュールだとマルジェラ(MAISON MARGIELA 'ARTISANAL' DESIGNED BY JOHN GALLIANO / メゾン マルジェラ アーティザナルデザインド バイ ジョン ガリアーノ)の発表も注目されていましたね。約1時間という長編ドキュメンタリー調でした。

 

 

そうなんです、長かったです(笑)。でもそれでも、観せる発表でした。やっぱりガリアーノは上手い!美しいものを作る素晴らしいデザイナーだなと再確認しましたね。基本、マルジェラは裏方を見せないのでガリアーノ自身も表には積極的に出てこなかったじゃないですか。だけど少しずつ、ガリアーノの手がけるマルジェラの認知が広がり、彼自身がやりたいこと、できることが広がっているんじゃないでしょうか。私世代にとってはDior時代のガリアーノが鮮明ですが、マルジェラでも彼の世界観が生きています。マルジェラが持つコンセプチュアルなものを彼の世界観と融合させながらも、ブランドのファンが愛している部分は崩してはいない。だからこれまでのファンは残したまま、新しいファンを巻き込めているんじゃないでしょうか。

 

ーブランドそれぞれの個性あるアプローチですが、歴史や背景にフォーカスしている点は共通していますね。

 

今は新しいことを試していく時代だと言われていますが、私は全てが新しい必要はないと思うんです。でも、ファッションウィークがオンラインで行われたことで、職人の方々が何十時間もかけて制作したものに対する思いや背景を知る機会が増えました。そうした大事なプロセスに誰もが目を向けることができるのは、素晴らしいことだと感じています。

 コロナで人々の意識は変わらざるを得ない中で、ファッションは必需品ではないかもしれない。特にオートクチュールは限られた人向けのコレクションとされてきましたが、こうした映像発表を観ることで「ファッションって素敵だなぁ」という純粋な気持ちや、新しい服を纏うことの喜びを思い起こしてみても良いんじゃないでしょうか。

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