farfetch communityThursday, April 22, 2021

<テックとファッションの橋渡し役>市川渚がすすめる、春のホワイトルック

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インタビュー&テキスト by Emika Ohta Seger

ファッションとテクノロジーに精通したクリエイティブ・コンサルタントとして、国内外で活躍する市川渚さん(@nagiko)という人物をご存知だろうか。 豊富な知識と独自の目線で、ジャーナリスト、コラムニスト、クリエイター、そしてモデルとしても活動する彼女は、インスタグラムのプロフィール欄で「企んだり撮ったり書いたり撮られたりするただのオタク」と自称する。様々なことに挑戦する好奇心の旺盛さと柔軟さ、そして中途半端で終わらせないストイックさを端的に表した紹介文だ。 そんな彼女は、機能美に優れたデザインとガジェット、白いアイテムに目がないという。今回のインタビューでは、テックとファッションの未来やお気に入りブランド、今注目している春のアイテムについて話してくれた。

Q. 白いものへのこだわりは、どのようにして始まったのですか?

 

A. Apple(アップル)のパソコン、真っ白な筐体の《iMac G4》を買ってもらったことがきっかけだったと思います。それに合わせて、デスク周りの小物を白(やシルバー)で揃え始めました。同時期にデザイナーのマルタン・マルジェラが生み出す世界に傾倒していた影響も大きいです。自分の部屋に置くチェストや鏡のフレームなど、塗れるものは自らペンキで白く塗ったりしていました。

Q. 白いグッズのお手入れはどのようにしていますか?

 

A. 拭き掃除は欠かせません!《スーパーリムーバー》というスプレー状のクリーナー剤があるのですが、家具やガジェット類はそれを使って定期的に汚れ落としをしています。服は白いものだけを分けて洗濯。酸素系の漂白剤を入れてお湯洗いすると、すっきり真っ白に仕上がります。シューズやバッグなどのレザーグッズはCollonil(コロニル)の防水スプレーをかけて、定期的にM.Mowbray(M.モゥブレィ)のステインリムーバーを使って汚れを拭き取ることで、きれいに保てます。Jason Markk(ジェイソンマーク)のクリーナーもおすすめです。白は汚れやすいし汚れも目立つのですが、お手入れをすると、きれいになっていく様子がわかりやすく達成感もひとしお。手をかけるのが楽しい点も、白を好きなポイントのひとつです。

Q. テレワークを楽しく快適にするヒントやツールを教えてください。

 

A. カメラやマイク、イヤホン、ヘッドホンなど、オンラインミーティング時の音の聞きやすさや映像の見やすさを向上するツールにこだわってみると、自分も相手もストレスが軽減されると思います。私は《Blackmagic Design Pocket Cinema Camera 4K》という小型のシネマカメラをWebカメラの代わりに使っているのですが、ほぼ100%の確率で「その高画質、何ですか⁉」と場が和み、アイスブレイクにもなるので、気に入っています。

Q. ファッションとテクノロジーの融合は、どんな可能性を秘めていると思いますか?

 

A. まず大前提として、テクノロジー自体がもう特別なものではなく、気づかぬうちに私たちの日常に溶け込んでいて、その恩恵を日々享受しているということを理解しておきたいですね。例えば、ファッションプロダクトがブランドによって生み出されてから私たち消費者に届くまでの一連のフローは、この10年でかなり変化しました。情報を得る手段もそうですよね。そして最近気になっているのは、マテリアルサイエンス(材料科学)の分野。ヴィーガンレザーを中心にバイオテクノロジーを生かした新しい素材が日々生まれています。エコの観点から語られることが多いですが、ものづくりをする側としても、いち消費者としても、素材の選択肢が増えていくこと自体がとても興味深いです。

Q. マテリアルサイエンスはファッションの未来だと言っても過言ではないですよね。ちなみに、デジタルやバーチャルファッションについてはどう思われますか?最近ではGucci(グッチ)がデジタルスニーカーを発表したことでも話題になりましたが、渚さんはトライされたことありますか?

 

A. デジタルアートの分野でNFT(Non-Fungible Token / 非代替性トークン)が過剰に盛り上がっていることもあり、この流れがバーチャルファッションにも押し寄せてくるのは必然的な流れかなと思って見ています。画面上で表示できる単なるデータだったものに価値や所有という概念が盛り込まれることで、バーチャルのファッションアイテムやコレクションを、プロモーションの手法としてだけでなく新たなプロダクトラインとして捉えることができるようになるのはおもしろいですよね。個人的には、これまでも『ZEPETO(ゼペット)』や『あつ森(あつまれ どうぶつの森)』の世界で普段の自分では着られないようなファッションを楽しんでいたので、これからも色々試してみたいです。

Q. 渚さんにとっての機能美とは?服や小物を選ぶ時のポイントやお気に入りのブランドがあれば、教えてください。

 

A. 佇まいの美しさと機能的に必要な要素が相互に作用しあっている、または補完しあっている無駄のない状態です。こと自分で纏うファッションアイテムに関しては、直感を大切にしています。特に素材やカッティング、ポケットの位置、丈など、服を構成するあらゆるディテールに意味と相互作用を見出すことができる、よくデザインされて作られたアイテムに出合うとぐっと来ますね。ワードローブは、断然AKIRA NAKA(アキラ・ナカ)が多いです。

Q. これから手に入れようと思っているアイテムを教えてください。

 

A. ホワイトのサンダルかパンプス。足元を明るい色に変えるだけで全体がパッと軽やかな印象になるので、Jil Sander(ジル・サンダー)Bottega Veneta(ボッテガ・ヴェネタ)あたりで1足買い足したいなと思っています。春夏はホワイトを中心としたコーディネートが多くなりがちなのですが、シューズやバッグ、トップスはホワイト系でまとめつつ、ボトムだけは華やかな柄物やカラーアイテムを選ぶなど、どこか一箇所にパンチを効かせるのが私の定番スタイルです。

 

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市川渚

@nagiko

ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。以降、クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業やブランドのプロモーション企画、ディレクションに関わる。 また、自身でのクリエイティブ制作や情報発信にも力を入れており、ジャーナリスト/コラムニスト、フォトグラファー、動画クリエイター、モデルとしての一面も併せ持つ。ファッション、デジタルガジェット、ライフスタイル、旅など、独自の審美眼を生かし幅広い分野で活躍中。生活者の一歩先の未来を想像させるようなプロダクトが好き。

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