―「良い靴は、履く人を素敵な場所へ連れていってくれる」
Manolo Blahnik（マノロ・ブラニク）は、この美しいフレーズを現実のものとしてくれるブランドの1つです。シューズ界のロールス・ロイスと称され、Sex and The City（セックス・アンド・ザ・シティ）の主人公Carrie（キャリー）を虜にしたManolo Blahnikは、なぜこれほどまでに幸運の代名詞とされているのでしょうか？
その3つの理由をご紹介します。
1, THE MOVEMENT – 女性の立ち振る舞いを美しく演出してくれる
―「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」
古くから伝わることわざのように、Manolo Blahnikは女性の姿形だけでなく、立ち振る舞いでさえも美しく演出してくれます。
2017年にブランド創業45周年を迎え、自身も75歳となる創業者兼デザイナーのManolo Blahnik（以下：マノロ）。大量生産が当たり前となった現在でも、彼はシューズを1つずつチェックしており、自身が作成した木型と仕上がりが少しでも異なると、それを世に出さないという徹底ぶりを貫いています。
なぜ彼はそれほどまで靴の原型作りにこだわるのでしょうか？ それは、靴を履いた女性の動きを美しく自然に見せるためです。
「足元だけが整っている靴は論外で、全身のバランスを美しく見せなければならない。快適に歩ける靴でなければ、素晴らしい靴とは言えない」これが、Manolo Blahnikが創業当初から守り続けているポリシーなのです。
▼ Hangisi フラットシューズ / ヒール約1.5cmのバレリーナシューズ（写真左）
ちなみにマノロいわく、女性が自然に歩けるヒールの高さは5cm以下だそう。5cmよりも高いヒールの魅力は、女性をエスコートする存在があって初めて完成すると彼は言います。
履いた時だけでなく、全ての動作が美しくなるよう設計された靴。だからこそ、素敵な場所に相応しい身のこなしを女性たちに授けてくれるという訳なのです。
2, THE BEAUTY – 最高に美しい靴が、女性に幸福なオーラを与えるてくれる
デザイナーであるマノロの天性のセンスに、卓越した職人たちの技術を併せ持ったブランド、それがManolo Blahnikです。繊細なステイレットヒールに代表される芸術品のような靴たちは、女性たちに自信と幸福なオーラを与えてくれます。
▼ Lurunパンプス / サテンに甲とトゥを飾るクリスタルがエレガント
舞台芸術家を志していたマノロがシューズデザイナーに転向したのは、28歳の時。Anna Wintour（アナ・ウインター）以前にVOGUEの編集長を務めていたDiana Vreeland（ダイアナ・ヴリーランド）の助言が、それまでの彼の人生を一瞬で変化させました。
モデルや歌手など数々の無名アーティトの才能を見抜き、育成してきたダイアナ。そんな彼女に才能を見出されたマノロは、靴の基礎を学んだわずか2年後にデザイナーとしてデビューを飾り、Manolo Blahnikはマドンナや英国王室から愛される世界的なブランドへと急成長します。
▼ Xacactusサンダル / カナリア諸島の植物にインスパイアされたデザイン
セクシーなステイレットヒールとプロポーションに魂を込めているManolo Blahnikのシューズは、オブジェとしても特別な存在感を放ちます。
まるで履くアートのように精巧な美しい靴は、伝説のファッショニスタ ダイアナの審美眼と、マノロの才能が随所に垣間見える芸術的感性の結晶。
「靴は女性を変身させるアイテムなんだ」
というデザイナーの口癖の通り、Manolo Blahnikは履く人に特別な自信を与え、幸せの魔法をかけてくれるのです。
3, THE CLASS – TPOを選ばず、タイムレスで上質な魅力を放ってくれる
マノロは、トレンドを意識しないデザイナーだと言われています。ファッション雑誌も見なければ、今何が流行っているかも全くわからないと話す彼。ブランドが世界的な人気を獲得した今も、Manolo Blahnikはマノロ自身の美意識に沿ったものを作り続けています。
▼ Hangisiサテンパンプス / 「美女と野獣」のベルのドレスを彷彿とさせるイエロー（写真左）
▼ Chaos105サンダル / 細いストラップが素肌の美しさを生かすChaosシリーズ（写真右）
Manolo Blahnikが発表された当時は、ヒッピー文化が花開く1970年代。厚底シューズが全盛期の時代でさえ、マノロは自身が理想とするシューズの姿を信じ、黙々とステイレットヒールを作り続けました。現代においても、Manolo Blahnikの靴はベーシックなデザインが中心。時代が変わっても女性を美しく演出し続けてくれます。
▼ Hangisiフラットシューズ / グリーンのクリスタルがアクセントに（写真左）
▼ Carolyne105パンプス / 1986年に制作されたタイムレスなスリングバックパンプス（写真右）
タイプ別。オススメのManolo Blahnikをチェック
デイリー向きのベーシックなタイプから華やかなデザインまで、Manolo Blahnikの魅力的なシューズをご紹介します。
クラス感漂う、王道の ’’HANGISIシリーズ’’
ナポレオン一世、ジョセフィーヌ、そしてポーリーヌボナパルトから着想を得て製作されたHANGISIシリーズは、Manolo Blahnikの王道コレクション。
クリスタルのバックルが輝くロイヤルなデザインが特徴のHANGISIは、まさに王道のスタイルを求める方にぴったり。ジュエリー感覚で持てるHANGIクラッチバッグと、シューズのカラーをリンクさせても素敵です。
▼ Hangisiフラットシューズ / セレブリティから人気の高いロイヤルブルー（写真左）
▼ Hangisiパンプス / ピュアホワイトのサテンがピュアでクリーンな印象（写真中央）
▼ Hangiクラッチバッグ / まるでジュエリーのように美しいクラッチバッグ（写真右）
ロマンティックな ’’レースのHANGISIシリーズ’’
繊細なレースを贅沢に使用したHANIGISIシューズは、フェミニン派に人気の高いアイテムです。
ヒールの高さとカラーによって、かなり印象が変化するHANGISIレースシューズ。コケティッシュなラズベリーピンクや、バレリーナを彷彿とさせるアイボリー色のフラットまで、ロマンティックなデザインが魅力的です。
▼ Hanigisiレースパンプス / ラズベリーピンクのレースが可愛らしい（写真左）
▼ Hangisiレースフラットシューズ/ ヌーディートーンのレースがフェミニン（写真右）
ベーシックで使いやすい ’’BBシリーズ’’
シンプルなデザインのBBシリーズは、ファムファタールのBrigit Bardot（ブリジット・バルドー）からインスパイアされた定番人気のコレクション。
アイボリー、ブラウン、ブラックなどのベーシックカラーは、コーディネートのしやすさも魅力的。イギリス王室のキャサリン妃が、公務で度々愛用する姿も有名です。
▼ BB90パンプス / ヌードトーンのレザーパンプス（写真左）
▼ BB50パンプス / ローヒールで使いやすいブラウンのパンプス（写真中央）
▼ BB90パンプス / 万能なブラックレザーパンプス（写真右）
上質なブラックのパンプスは、一足持っておくと便利なアイテムです。ローヒールはオフィスルックに。特別な日はハイヒールで洗練された着こなしを楽しみましょう。
▼ BB50スエードパンプス / ビジネスシーンでも大活躍してくれるパンプス（写真左）
▼ BB90パンプス / オケージョンシーンにぴったりの定番パンプス（写真右）
‘’アーティスティック’’ なシューズたち
Manolo Blahnikの手にかかれば、ウエッジソールもステイレットヒールに負けないくらいエレガントに仕上がります。
大きなラウンドのバックルが美しいサンダルは、華奢なヒールとのバランス感がゴージャス。コレクター心をくすぐる、アーティスティックなデザインが魅力的です。
▼ Phylosusサンダル / オブジェのようなウエッジソールが美しい（写真左）
▼ Fibionaサンダル / クリスタルバックルが輝く華麗な一足（写真右）
最高のシューズできらめく一歩を踏み出して
「女性を素敵な場所へ連れていく靴」とは、まさにManolo Blahnikのような身も心も美しく変身させてくれる上質なシューズのこと。あなたのライフスタイルにぴったりの一足で、毎日に特別な魔法をかけてみてはいかがですか？
