今、世界的に注目を集めている韓国のファッションシーン。毎年ソウルのDDP(東大門デザインプラザ)で開催されるソウルファッションウィークには各国の敏腕バイヤーやジャーナリスト、セレブリティなどが駆けつけ、非常に大きな盛り上がりを見せています。特に今回の記事では、そんな韓国のファッション業界を牽引する4ブランドをピックアップしてご紹介します。
JUUN.J
JUUN.J(ジューン・ジェイ)は韓国ソウル出身のJung Wook Junが手がける注目ブランド。コンセプトとして掲げている "Detournement d' un Classique (Diversion of Classic)"は、クラシックなアイテムを再解読・再創造し、今までにはなかった新たなスタイルを提案することを意味しています。ストリートカルチャーをモードに落とし込み、ジェンダーの既成概念に捉われないオリジナリティ溢れるスタイルを提案しています。
Blindness
KyuYong ShinとJiSun Parkが2013年にスタートさせたBlindness(ブラインドネス)。レディースなのかメンズなのか区別がつかないようなジェンダーレスなデザインを得意とし、2017年にはLVMHプライズにノミネートされています。ブランドのミッションは、ファッションを通してジェンダーに対するステレオタイプをなくすこと。Blindnessの2018年春夏コレクションでは " Fuck Gender" や " Blind Gender Roles" などと書かれたスローガンTシャツが登場しました。性別の役割を強要しないジェンダーフリーなファッションは、韓国ブランドが海外から高く評価されている理由の一つでもあります。
Charm's
Charm's(チャームス)は、デザイナーのYohan Kangが立ち上げたユニセックスのストリートウェアブランド。ロゴTシャツや透け感のあるシアーなシャツ、再構築されたユニークなデザインのブレザーが人気です。また、ピンクパンサーやカーミットなどの人気キャラクターとのコラボレーションアイテムも大きな話題を呼びました。デザイナー本人が韓国の人気K-PopグループSHINee(シャイニー)のメンバーであるKEYと親交があることから、2017年にはコラボレーションが実現。SHINeeのステージ衣装も手がけています。
SJYP
SJYP(エスジェイワイピ)は、韓国人夫婦のSteve JとYoni P がそれぞれセントラル セントマーチン芸術大学とロンドン カレッジ オブ ファッションを卒業した後立ち上げたブランドです。ブランド名のSJYPは、2 人のイニシャルを取って名付けたそう。 韓国の若者文化のタッチを取り入れた遊び心溢れるフェミニンなスタイルは、多くの人気女優やK-Popスターたちからも愛されています。