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True Romance

Lorenzo Serafiniが描く『Philosophy』のロマンティックワールド

美しい服を纏いたいという気持ちは、いつの時代も恋や情熱に駆り立てられるもの。Lorenzo Serafini(ロレンツォ・セラフィニ)も、ファッションへの熱い想いを原動力に、ロマンティックなDNAをイタリアンブランド『Philosophy』に蘇らせたデザイナーだ。

テキスト:Hollie Moat、日本語テキスト:Mitsuko Volek、撮影:Boo George、スタイリング:Nik Piras

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今シーズンの『Philosophy』について教えてください。

 

Lorenzo Serafini: 「2017年春夏コレクションのタイトルは、“Castaway Romance“。1980年に公開された映画、『The Blue Lagoon/青い珊瑚礁』がイメージです。10歳の時に初めて観て以来、この作品のことがずっと頭に残っていて、今回の80‘sスタイルのレースワンピースや、ヴィクトリアンドレスのヒントになりました。もちろん、どれも現代の女性にふさわしくアップデートしてあります。ふわっとしたシルエットやほつれた裾など、エフォートレスで未完成なデザインには、ほんのり日焼けした肌と美しい髪を合わせて、南国の島のムードを演出しました」

 

『The Blue Lagoon/青い珊瑚礁』のヒロイン、ブルック・シールズのファンだとか?

 

「彼女のことは、本当に大好き。『Pretty Baby/プリティ・ベイビー』と『Endless Love/エンドレス・ラブ』の彼女の姿にインスパイアされた、Philosophyでの初コレクション以来、変わることのない永遠のアイコンです。完璧な美しさを持ちながら、友達の一人にいてもおかしくないような親しみやすさがあって、最高に魅力的なんです」

 

スリーブレスジャケット, ドレス(近日発売)、 ベルト(近日発売)、 ブーツ(近日発売)すべてPhilosophy di Lorenzo Serafini

 

80‘sをテーマにしたコレクションを過去にも発表されていますが、この時代に繰り返し目を向ける理由はとは?

 

「自分の直感に従っているだけ。ファッションでは、自分のアイデアについて深く考えすぎると、出だしからつまずいてしまうと思うんです。だから私は、『Philosophy』と相性が良いと思うこの時代を、直感の赴くまま、繰り返しモチーフにしています。今シーズン取り入れたヴィクトリアンテイストは、80’sのレースのドレスだけでなく、50’sファッションにも見られ、それぞれの時代に合わせてアレンジされています。『Pretty in Pink /プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角』のモリー・リングウォルドの衣装は、その良い例。ちなみに、私は彼女のことも大好きです!」

 

“ロマンティック”は、『Philosophy di Lorenzo Serafini』の同義語として扱われていますが、それについての感想は?

 

「このブランドで仕事を始めた時、一番に頭に浮かんだイメージであり、個人的にも好きな言葉です。私自身も間違いなくロマンティックな人間ですが、エッジやコントラストを効かせてスパイスアップすることも忘れません。たとえば、今シーズンなら、素材としてかなり斬新なホワイトレザーをたくさん取り入れました。現代では、“ロマンティック”という言葉には“弱い”という意味合いがなくなっています。女性が繊細さや感情をさらけ出しても、弱さを見せることにはなりません。ワシントンで開催された『ウィメンズ・マーチ』を見てもわかるとおり、女性が女性であることを誇りに思い、力強く行動を起こしているのは、本当に素晴らしいことだと思います」

 

ジャケット, & ドレス(提供ショップ:Dolci Trame), すべてPhilosophy di Lorenzo Serafini

「ロマンティックなデザインに、エッジを効かせてスパイスアップするのが好き。現代では、女性が繊細さや感情をさらけ出しても、弱さを見せることにはなりません。女性が女性であることを誇りに思い、力強く行動を起こしているのは、本当に素晴らしいことだと思います」

ドレス(提供ショップ:Divincenzo) & ベルト(近日発売) すべてPhilosophy di Lorenzo Serafini

 

過去数シーズンで、『Philosophy』の美意識が浮き彫りになったように見えますが、飽和状態の市場で生き抜くための秘訣とは?

 

「多くのブランドで溢れかえる今のファッション界でできることは、自分の道を歩んでいくことだけ。それが正しい道筋だと思えば、そのまま前進し続けます。そうすれば、ジャングルのようなこの世界で成長することも、評価を得ることもできるのではないでしょうか」

 

『Philosophy』コレクションは着こなしやすさが一貫した特徴ですが、これは意図的な試みですか?

 

「はい、意図的です。気取ったファッションも、一分の隙もない装いも好みではありません。何を身につけようと、大切なのはその人の個性。自然に、自信を持って着こなせる服を作ることを大切にしています。着ていて自信が持てない服が、スタイリッシュに見えるわけがありませんから」

 

デザインをする上で、特定のミューズはいますか?

 

「いろんな女性に楽しんでほしいと思っているので、決まったミューズはいません。今季のブルック・シールズのようなアイコンは、そのコレクションが理想とする女性像であり、ミューズとはまた違います。ファッションはやはり夢でできているので、夢を見せ続けてくれる存在は必要ですからね。ただ現実的には、あらゆる女性に『Philosophy』の服を着てほしいと思っています。私の作った服を身につけてくれている彼女たちの姿を見ることが、私にとっては何より嬉しいのです」

 

ドレス(提供ショップ: O’)、 ベルト(近日発売)すべてPhilosophy di Lorenzo Serafini

 

「コレクションの制作は、とても有機的な作業。自然な流れに沿って行うものなので、無理やり新しいアイデアを見つけようとはしません。何か頭に浮かんだら、それを時機が来るまで取っておくようにしています」

ジャケット(近日発売)、 パンツ(提供ショップ:Penelope)、 ベルト(近日発売)すべてPhilosophy di Lorenzo Serafini

 

各シーズンに求められるコレクションの数が増えてきていることは、デザイナーの仕事にどう影響していますか?

 

「こういった傾向は、ファッションへの情熱を失わせる一因になり、ファッションのシステム自体にもダメージを与えている気がします。今の状態では、自分が本当に着たい服をゆっくり楽しむ暇さえないので、私たちはもう少し辛抱強くなるべきだと思うんです。とっておきのドレスを着るためなら、女性は少しくらい待っても苦にならない、というのが私の考え。私たちが心から何かを楽しむためには、もっと時間が必要です。いたずらに環境汚染を引き起こす、即席の服が溢れる世界にしてはいけません。コレクションの制作においても、その醍醐味であるリサーチのプロセスを削れば情熱も消え失せ、やがて終わりを迎えてしまうと思います。例えるなら、もっと速く走らせようと、強く馬にムチを打ち続けて死なせてしまうようなもの。でも残念なことに、ファッションの世界ではそんな無為な競争に巻き込まれてしまうことがあります。コレクションの制作は、とても有機的な作業です。自然な流れに沿って行うものなので、無理やり新しいアイデアを見つけようとはしません。何か頭に浮かんだら、それを時機が来るまで取っておくようにしています」

 

市場のグローバル化が進み、季節の違う国や地域に向けてコレクションを制作する必要がありますが、気をつけていることはありますか?

 

「コレクションの制作とマーチャンダイジングに着手する時、工夫を凝らしておく必要があります。生地のウエイトにバリエーションを持たせる必要があるのですが、私たちのブランドは、場所や時間を問わずオールラウンドに着こなせる、フェミニンな薄手のアイテムが多いので助かっています。ふんわりしたレースやシフォンの服を作れば、厚手の羽織りものを取り入れるなど、組み合わせ次第でクリアできる問題だと思います」

 

最後に、『Philosophy di Lorenzo Serafini』がウルトラモダンなイタリアンブランドだと言われる点について、イタリア人デザイナーとしての思いを教えてください。

 

「フランス人やアメリカ人のデザイナーにも同じことが言えると思いますが、いつの時代もイタリア人デザイナーには独特のスタイルがあり、自分は生粋のイタリア人だという自意識を持っています。その気質を確実に受け継いでいる私も、イタリア人としてのルーツや、シンプルなアイテムでもグラマラスに仕上げられる感性を誇りに思っています」