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新鋭ラッパーのエンパワリング&パワフルな世界

 

テキスト:Hollie Moat、撮影:Robbie Fimmano、スタイリング:Tony Cook、日本語テキスト:Mitsuko Volek

 

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「すべてのことに胸を躍らせ、自分自身にワクワクすること」――それがブルックリン生まれの新鋭ラッパー、Joey Bada$$(ジョーイ・バッドアス)のモットーだ。俳優業など、音楽以外にもマルチな才能を発揮している彼は、その言葉どおりエキサイティングな人生を送っている。アルバム『B4.DA.$$』で鮮烈なデビューを飾った2015年以来、インスタグラムで百万人を超えるフォロワーを獲得し、Calvin Kleinのキャンペーンモデルを務め、エミー賞を受賞したTVドラマシリーズ『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』で彼のために書かれたレオン役を演じるなど、その活躍ぶりは目覚ましい。そして、何より注目すべきなのは、彼の2枚目のアルバムが、ヒップホップ史に残る名盤として高く評価されていることだろう。

 

 

Walter Van Beirendonck Vintageのデニムジャケット(提供ショップ:House of Liza)、 Satisfyのスウェットシャツ(提供ショップ:Mini)、 Alexander McQueenのジーンズ(提供ショップ:Minetti)、 J.W. Andersonのネックバンド(提供ショップ:Browns)

 

 

現代のアメリカが抱える問題をテーマに、ポリティカルなメッセージを込めた『 ALL-AMERIKKKAN-BADA$$』は、クロスオーバーなサウンドと全体に漂うアグレッシブかつメランコリックなムードが特徴だ。今回、多忙なスケジュールの合間を縫ってクールなオータムスタイルを披露してくれた彼に、このパワフルな2ndアルバムについて詳しく話を聞くことができた。

 

『All-Amerikkkan Bada$$』は、時代を象徴するアルバムという印象ですが ・・・
「タイムリーであって、タイムレスだともいえると思う。『アーティストの素晴らしさとは、音楽を通して時代をドキュメントできること』と言ったのは、たしかNina Simone(ニーナ・シモン)だけど、まさにそのとおり。これから20年経っても人々に聴いてもらうことができる、今という時代を物語る作品になるって確信しているんだ。そして、その未来の世界でも、きっと何かを教えてくれる存在になるんじゃないかな」

 

 

 

 

そういったことは、アルバムを作る段階から意図していたことですか?
「もちろん。作っている時から特別な何かがあると思っていた『Temptation』は、初めて特定のジャンルに当てはめることができないって感じた曲。そういった枠にとらわれない感じが、すごく自由でいいと思った」

 

これまでの作品で一番音楽性が高いアルバム、というのが多くの意見ですが、自分ではどう思いますか?
「今回の制作にあたって意識していたことだし、自分でもよく言っているのが、このアルバムで初めて音楽の作り方を学んだ、ということ。ミュージシャンたちを集め、それぞれのパートをオーケストレートしながら、ゼロから作った作品なのでそう言えたんだと思う。これまでは完成されたビートを選んで、それに自分の歌をかぶせていただけだったから。今回みたいに最初から全部自分でやって、曲が少しずつ完成していくのを見るのは、まったく新しい経験だったよ」

「今の社会の風潮を変えるために、声を持たない人たちに代わってメッセージを伝えることは、とても大切な役目だと思っているんだ」

 

Blood Brotherのコートとセーター(近日登場)、 Yeezyのショートパンツ(提供ショップ:Giulio)

 

「『ALL-AMERIKKKAN BADA$$』は多層的なアルバム」とコメントの真意について教えてください。
「このアルバムは、表層的にはアメリカに住んでいるブラックの若者、という視点から見ることができる。黒人であることによる問題や困惑について語っている音楽、というふうに。でも、もうちょっと深いところを見ていくと、黒人層だけでなく、自分の国に対して語りかけていることに気づくんだ。さらに深く掘り下げていくと、人類全体がテーマになっていることがわかる。特定のグループが不当な扱いを受けたり抑圧されている世界では、真の平和や平等を実現することはできないし、人類としても進歩できない、という考えをベースにしているからこそ、こういった厚みが生まれたんだと思う」

 

 

Visvimのジャケット(提供ショップ:Browns)、 Lost & Found Ria Dunnのパンツ(提供ショップ:Lost & Found)

 

 

才能と影響力を持ったアーティストとして、社会的に弱い立場の人たちの思いを代弁することへの使命感のようなものはありますか?
「創作のインスピレーションとなっているのは、すべて自分がこの国で目にしてきた出来事なので、そういった使命感はすごくある。警察官が無実の黒人男性を射殺したような、最近の一連の事件は、自分自身や自分の父親、弟、親しい仲間にも起こり得ること。まったく他人事には思えなかったから、こういった社会の風潮をどうにかして変えなければならない、と思うようになった。だから、今の立ち位置にいる人間として、声を持たない人たちに代わってメッセージを伝えることは、とても大切な役目だと思っているんだ」

「着る服は、その日の気分に合わせていろいろと変えるタイプ。スウェットで快適に過ごしたい時もあれば、ロックスターを気取りたい日もある。服を選ぶ基準は、デザイナーやブランドよりも、それが自分好みのスタイルかどうかってこと」

 

John Lawrence Sullivanのコート(近日発売)、 Jean Paul Gaultier Vintageのジャケット(提供ショップ:House of Liza)、 LanguagesのTシャツ(提供ショップ:Browns)、 Gucciのパンツ(提供ショップ:Spazio Pritelli)、 Nikeのスニーカー(提供ショップ:Spazio Pritelli)

 

 

アルバム収録曲の中で、最もエンパワリングなナンバーは?
「アルバム自体がかなりエンパワリングなので、一つに絞るのは難しいけど、たぶん『Temptation』じゃないかな。ポジティブなヴァイブに満ちた、聴いたとたんに気分が良くなるようなビートだけど、リリックに耳を澄ませたらそのパワフルなメッセージに驚くと思う」

 

ステージとプライベートで、ファッションに違いはありますか?
「仕事とプライベートというより、気分に合わせて変えている感じ。スウェットで快適に過ごしたい時もあれば、ロックスターを気取りたい日もある。仕事の相手と会う時は、失礼のないようにきちんとドレスアップするし、本当にいろいろ。スタイルを重視しているから、服を選ぶ基準はデザイナーやブランドじゃなくて、自分がそれを好きかどうか、ってこと」

 

 

 

この夏お気に入りのコーディネートは?
「ショートパンツにヴィンテージのTシャツ、それからAdidasのStan Smithsスニーカー。AC/DCのタイダイ柄や、Grateful DeadといったヴィンテージのロックバンドTシャツや、レトロなヒップホップデザインが好き」

 

『All-Amerikkkan Bada$$』は絶賛発売中。現在、全米とカナダをツアーで回っているJoey Bada$$は、10月からヨーロッパの都市でもライブを開催する。詳しい情報はこちらから。

 

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